【原液物語】植物性プラセンタの誕生|第3話

三姉妹の研究と挑戦(植物性プラセンタ誕生)

植物性プラセンタの三姉妹――

アロエ、
カッコン、
クロレラ。

三人は、
お母さんから受け取った
“命のバトン”を前に、
しばらく黙ったまま立っていました。

簡単な話ではありません。

命を育てる力を、
植物で支える。

それは、
誰も答えを知らない世界でした。


最初の試作品

研究室には、
静かな音だけが響いていました。

温度。

水分量。

成分の組み合わせ。

何度も試し、
何度も作り直す。

「……できたかも」

最初にそう言ったのは、
クロレラでした。

透明な原液が、
小さな瓶の中で静かに揺れている。

三人は、
息を止めるように見つめていました。

けれど――

翌日になると、
原液は少し変わっていました。

昨日のやわらかさが、
消えている。

アロエは、
崩れた原液を見つめたまま、
動きません。

「……またダメか」

誰に言うでもない、
小さな声でした。


悔しさを飲み込む

クロレラは、
何か言い返そうとして、
口を閉じました。

悔しかったのです。

栄養だけなら、
誰にも負けないと思っていた。

それなのに、
時間が経つほど、
原液の力は弱くなっていく。

机の上に並んだ失敗作を見ていると、
胸の奥が、
少しずつ重くなっていきました。

「なんで……
うまくいかないんだろ」

クロレラは、
窓の外を見ました。

夜明け前の空は、
まだ暗いままでした。


一番静かだったカッコン

その時でした。

「……バラバラなんだと思う」

カッコンが、
静かに口を開きます。

二人が顔を上げました。

「守るだけでもダメ。

届けるだけでもダメ。

支えるだけでも、
足りないんだと思う」

研究室の空気が、
少し静かになります。

アロエは、
ゆっくり原液に触れました。

クロレラも、
黙ったまま瓶を見つめています。

三人とも、
同じことを感じていました。

一人では、
届かない。


三人で一つ

そこから、
三人は変わっていきました。

誰かが前へ出るのではなく、
足りない部分を、
少しずつ埋めていく。

崩れたら、
またやり直す。

うまくいかなければ、
もう一度考える。

気がつけば、
朝まで研究している日も増えていました。

そして、
数か月後――

「……これ」

アロエが、
小さくつぶやきます。

透明な原液は、
時間が経っても崩れていませんでした。

クロレラが、
そっと瓶を持ち上げる。

「続いてる……」

カッコンは、
静かにうなずきました。

その瞬間、
三人の肩から、
何かが抜け落ちたようでした。


肌は少しずつ変わり始めた

町の女性たちも、
少しずつ変化に気づき始めます。

「最近、
乾燥しにくい」

「なんだか、
肌がやわらかい」

「前より、
明るく見える気がする」

それは、
無理に変える美容ではありませんでした。

弱っていた肌が、
少しずつ本来の力を取り戻していく。

そんな、
やさしい変化でした。


動物性と植物性プラセンタの違い

植物性プラセンタは、
動物性に比べ、

  • 安定しやすい
  • 続けやすい
  • においが少ない

という特徴があります。

だからこそ、
毎日のケアにも取り入れやすい。

無理に変えるのではなく、
肌を守りながら支えていく。

それが、
三姉妹がたどり着いた答えでした。


三姉妹の決意

夜。

研究室の窓から、
やわらかな風が入ってくる。

アロエが、
少し笑いました。

「……つながったね」

クロレラも笑う。

「うん。
ちゃんと届いた気がする」

カッコンは、
静かに空を見上げます。

命を育てる力は、
終わらない。

形を変えながら、
次の時代へ受け継がれていく。

三姉妹は、
ようやくその意味を知ったのでした。

原液美容アドバイザー/ハダミン
著者:黒子ダイル

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